【アーユルベーダと他のマッサージ・エステ・リラクゼーションとの違い】①「●●●」で身体のエネルギーの流れを整える。

こんにちは!
アーユルヴェーダセラピストの小山さおりです。
今日はアーユルヴェーダマッサージと他のマッサージ・エステ・リラクゼーションとの違い①について。
まず結論を言ってしまうと、タイトルの●●●は、「マルマ」です。
「マルマ」は聞いたことが無いがほとんどかもしれません。

他のエステやマッサージ、リラクゼーションと違うのは、「マルマ」という考え方で、体の「エネルギー」を整えるというところにフォーカスしていること。
アーユルヴェーダは約3000年~5000年の歴史があるといわれているインド・スリランカ発祥の伝統医学です。
痩身や筋肉のコリやハリの解消、リラクゼーションを超えて、根本的に私たちの心身の健康を整えてくれます。
Contents
マルマとは?
マルマとは簡単にいうと、東洋医学におけるツボの源流ともいわれている107ある体のエネルギーポイントです。
アーユルヴェーダの外科学の方である「スシュルタ本集」では、マルマは下記のように定義されています。
筋肉、脈管、靭帯、骨、関節の固い接合であるマルマは、自然的かつ特殊的にプラーナの座を形成する
アーユルヴェーダマッサージはこのエネルギーポイントであるマルマを意識しながら、お客さまのエネルギーを整えていきます。
このマルマというのは、実は人間の急所といわれています。
南インド、ケララの武術で「カラリパヤット」というものがあります。
カラリパヤットはすべての武術の祖ともいわれるくらい古い武術であり、相手の急所をつき、効率よく倒すことができる実践的な武術。
カラリパヤットの熟練者はマルマの性格な位置とプラーナの流れがわかるようになるとのこと。

人間の体はエネルギーの塊である
人間の身体は一つの物体に見えますが、エネルギー体といえます。
この宇宙にあるものすべてがエネルギー体です。
人間や周りにあるものすべてをを細かく細かく分解していくと、原子となり、その原子は原子核のまわりを電子が超高速で回転している状態です。
それらが様々な組み合わせで、集まることで、私たち人間の身体や、まわりにあるものすべてが形作られているんです。
まとめ
いかがでしょうか?
人間はエネルギー体であるからこそ、そのエネルギーのポイントである「マルマ」を整えることで体全体のエネルギーが整ってきます。
体のエネルギーを整えるという「アーユルヴェーダ」。
アーユルヴェーダは、この世のすべてのものが「空・風・火・水・地」のエネルギーでできていると説いていたり、物質的なものに重きをおきがちな現代からすると、なんだか不思議なものに感じられると思います。
でも、何千年もの年月をかけて、人間が蓄積してきた、「幸福に生きるための知恵」。
何十年生きてきた私たちの想像をはるかに超えることがあって当たり前。
正直、私自身も「宇宙や自然と調和しながら生きる」という感覚がでてきたのは、アーユルヴェーダやインド哲学を勉強し始めたここ数年のことです。
知れば知るほど奥深く、現代に生きる私たちにとって、必要な知恵だなということを感じます。
アーユルヴェーダやインド哲学はとても面白い世界。
人生をより豊かにすることできると確信しています。
何千年もかけてつくられた貴重な知恵を享受できることが、とても幸せですね。

またお会いしましょー!