【アーユルヴェーダ】朝の過ごし方で一日が変わる!アーユルヴェーダ的浄化(デトックス)朝のルーティーン7つ

アーユルヴェーダにはディナチャリヤという朝のルーティーンがあります。
このディナチャリヤを毎日続けることで一日の質がアップし、結果人生の質のアップに繋がります。
できるかできないかはひとまず置いておいて、アーユルヴェーダ的な朝の過ごし方をご紹介しますね。
Contents
起きる時間
午前2時~6時の間はアーユルヴェーダ的に言うと、ヴァータ(空・風エネルギー)の時間帯といわれています。
ヴァータは「動」のエネルギー。この時間帯に起きることでスッキリ目覚めることができるといわれています。
その中でも、日の出の96分前は「ブラフマー・ムフルタ」といって神聖な時間とされています。
本日の杉並区の日の出の時間は6:01。

ということはアーユルヴェーダ的に望ましい起床時間は4:25。(計算が合ってれば)
一番望ましいのはこの時間に起きることですね。
朝早ーーー!
①お部屋の換気
起き上がったらまず、窓を開けて部屋の換気をしましょう。
そして深呼吸。夜中に溜まった毒素を吐き出すイメージで大きく息を吐いて、吸うときは太陽のエネルギーを吸うような気持ちで。
②洗顔とお口の浄化。
洗顔と歯磨き、舌磨きをします。朝起きたときに舌苔のチェックをしてみてください。
舌磨きはタングスクレーパーというアイテムがおすすめ。

わたしはこちらを使っています。
もし無い場合はスプーンでもOK。スプーンで優しく舌苔を取り除いてあげてください。
舌苔は細菌、食べかす、口腔粘膜の剥がれた上皮などが混ざってできたもので、アーユルヴェーダにおいては、体内の「未消化物(アーマ)」といわれています。
- 白い苔はカパとアーマがくっついたサーマ・カパ。カパドーシャのバランスが乱れています。
- 黒い苔はヴァータとアーマがくっついたサーマ・ヴァータ。ヴァータドーシャのバランスが乱れています。
- 黄色い苔はピッタとアーマがくっついたサーマ・ピッタ。ピッタドーシャのバランスが乱れています。
毎日の自分の舌の状態で体調を読み取ることもできるので是非やってみてください。
口の中を綺麗にすることは全身の健康状態にも関わってきます。
③白湯
口内がきれいになったら、お白湯を飲みましょう。
寝起きの白湯は排泄を促し、消化力を高めます。
アーユルヴェーダ的お白湯の作り方のコツとしては、沸騰してから泡がポコポコしている状態で10分ほど加熱し続けること。
それによって、「水・火・風」の3つのエネルギーがバランスよく取り込まれ、どのドーシャも整えてくれます。
神楽坂のヴァーマで使っているのはこちらの鉄瓶。

④ごま油によるうがい
次に太白ごま油でのうがいです。
こちらもアーユルヴェーダならではですね。油でうがいとは・・・。(笑)
大匙1杯程度のオイルを口に含み「ぶくぶく」と口をすすぐという感じで1日1回10分~20分ほど行い、最後はティッシュなどに吐き出します。

結構、長時間です。(笑)
太白ごま油はスーパーで売っています。
こちらを酸化防止のためにキュアリング(加熱処理:100℃)してから使います。
ごま油のゴマリグナンという抗酸化成分が、うがいをすることで、口内からごま油の栄養素が吸収、体内の活性酸素を除去してくれます。
⑤鼻洗浄
塩湯(コップ一杯のお湯に対し、天然塩小さじ1杯程度。塩0.9%が望ましい)で鼻の洗浄を行います。
こちらの鼻うがいは、今の花粉症の季節はとくにおすすめです。
最初は慣れが必要ですが、慣れてくるとやらずにはいられないくらい気持ちよいです。
ただやりすぎるとヴァータが乱れてしまうのでやりすぎには注意。
そんなときはアヌタイラ、太白ごま油、ギーなどで、「点鼻」もおすすめ。
わたしはこちらを使っています。
※後ほど写真貼り付けますね。
仰向けで鼻に2滴ずつ点鼻。そして、鼻の奥に行くように片鼻ずつスースーと吸い込みます。喉の方に流れてきたら、吐き出し、お湯でうがいをします。
花粉症予防、頭痛軽快、視力改善などの効果も期待できるともいわれています。
⑥オイルマッサージ(アビヤンガ)
次にオイルマッサージを行います。朝忙しい方は夜のお風呂前でもOKです。
アロマが好きな方はアロマを加えてみてもOK。
※ドーシャ別のおすすめアロマオイルについての記事は改めて作成しますね。
セルフでアビヤンガを行う際の手順はこちら。
- 部屋を暖める
- 必要量の太白ごま油をボトルに入れ湯せんで温める
- ゆっくりオイルマッサージ
- オイルを塗ったまま5分~15分程休憩
- シャワーで全身のオイルを洗い流す
時間が無く、全身のオイルマッサージができない場合は、特にヴァータが整う「頭頂部」、「耳の後ろ」、「足の裏」の3点だけでもやると良いといわれています。
⑦入浴かシャワー
オイルマッサージ後は入浴かシャワーでオイルを流しましょう。
もし余裕があるときは、湯舟につかり発汗を行うとなお良いです。
⑧20分ほどのヨガや瞑想、呼吸法など
入浴後、落ち着いてきたら、ヨガや瞑想などを行います。
太陽礼拝もおすすめ。
⑧朝食
最後は朝食です。
ここまで長かった!!(笑)
朝食前に、生姜の千切りを小指の先ほど、塩とレモンの汁をかけてかじってみましょう。
アグニ(消化力)が高まるといわれています。
まとめ
いかがでしょう。
道のりは長いですね。
急に全部を取り入れるのはハードルが高いかと思いますが、自分が取り入れられるものから取り入れてみると朝のスッキリ感や1日の質が変わってくると思います。
わたしたちは習慣でできています。
朝の習慣を少し変えると、また違った世界が見えるかも!

今日もお読み頂きありがとうございました!