これを読むとファスティングの効果がより高まる!【後編】ファスティング・断食中はこんなことが体で起こっている!

アーユルヴェーダセラピストの
小山さおりです。
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ファスティングもご興味ある方は是非。
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前編からの続きです。
前編はこちら。
これを読むとファスティングの効果がより高まる!【前編】ファスティング・断食中はこんなことが体で起こっている!
断食中に起こっていることを
簡単にまとめると・・・。
①ケトン体産生
②サーチュイン遺伝子活性化
③オートファジー活性化
④インスリンレベルの低下
⑤成長ホルモン増加
⑥免疫の向上
このようなことが、
体の中では起こっています。
前編では「③オートファジー活性化」まで
シェアしたので、
今回は「④インスリンレベルの低下」から、
残りをお伝えしていきますね。
Contents
断食から24時間後:インスリンレベルの低下
インスリンとは膵臓から分泌される
血糖値を下げるホルモンです。
食事をした際に、
血中のブドウ糖を筋肉などに送り込み、
血糖値を調節してくれるホルモンであると同時に、
肝臓で脂肪の合成を促すホルモンでもありますので、
インスリンが高いと脂肪合成が進み、
インスリンが低いと脂肪が燃えていきます。
断食をして、24時間が経過すると、
インスリンレベルが約50%低下していくので、
脂肪がどんどん燃えていきます。
この時には、
ケトン体での脂肪燃焼も進んでいるので、
ダブルで脂肪がどんどん燃えていきます。

脂肪燃焼させたい方は軽めの運動必須ですね!
断食から48時間(2日目)後:成長ホルモン増加
成長ホルモンは
別名「若返りホルモン」とも呼ばれています。
断食から48時間経過すると、
成長ホルモンは5倍になるともいわれています。
(M L Hartman,1992)
成長ホルモンは、骨密度を高めてくれたり、
疲労や怪我の回復、脂肪の減少、
美肌効果など、アンチエイジングに働きます。
(Daniel Rudman,1990)
成長ホルモンは、
大人になってもとても重要なホルモンなんです。
断食から72時間(3日目)後 免疫向上
断食から72時間が経過すると、
造血幹細胞や血球幹細胞の再生に
つながることがわかっています。
(PMID: 24905167)
※幹細胞とは、
生体の組織や臓器になる前の
「もと」となる細胞のことです。
これらの幹細胞が断食によって再生すると、
白血球などの免疫細胞が増えることにも繋がり
免疫力を向上することができるわけです。
おまけ:断食から96時間(4日目)~1週間 ケトン体が最も多くなる
前編で「断食12時間後からケトン体が生成され、脂肪燃焼が始まる」とご説明しましたが、
あれからどんどん脂肪燃焼は続き、
実は断食96時間(4日目)後に
ケトン体が最も多くなります。
ということは、
最も脂肪が燃えてくるということです。
3日間ファスティングではなく、
5日間ファスティングをおすすめしているのは
この点からです。
3日間でファスティングを終わらせてしまうと、
もったいない気もしますよね。
おわり
いかがでしたでしょうか。
前編と後編にわたって、
断食中に体で起こっていることを
ご紹介してきました。
①ケトン体産生
②サーチュイン遺伝子活性化
③オートファジー活性化
④インスリンレベルの低下
⑤成長ホルモン増加
⑥免疫の向上
これらを知ると、
グァスティングの素晴らしさや、
体の面白さがわかりますよね。
今回は紹介できませんでしたが、
断食は、腸内環境の改善にも
とても大きな効果を発揮します。

ファスティングによる腸内環境改善の記事はこちら。
便秘や下痢の方必見!ファスティングで腸内環境がリセットされる仕組み
ファスティングは様々なことに効果を発揮します。
ファスティングをすることで、
普段は眠ってしまっている
人間が本来もっている力が
どんどん発揮されてきます。
是非、ご自身の体で
体験してみてください!

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