断食の空腹が不安な方へ。空腹時に起こっている3つの嬉しいこと!


わたし空腹に耐えられるかな?
ファスティングを初めてやる方は、
こんな心配をされる方が多いです。
でも、やってみると意外に乗り越えられます。
実は「空腹」という状態は、
人間が本来もっている
素晴らしい力を目覚めさせるスイッチでもあるんです。
空腹中に起きている体へのメリットを知れば、
すぐに断食がやりたくなるはず!
今回は、そんな「空腹時に起こっている嬉しい3つのこと」
についてシェアしていきますね。
①内臓のお掃除
おなかがすくと、
「ぐぅー」っとお腹が鳴ってくると思います。
その「ぐぅー」っという音は、
実は綺麗になるサイン。
この時に身体で何が起こっているのかというと・・・
人をはじめ、哺乳類の小腸の入り口にある食べ物センサー。
そこに食事が流れてこないと
十二指腸から「モチリン」と呼ばれる
消化ホルモンが分泌。
↓
モチリンのモチは「運動」、
リンは「刺激する」という意味。
胃腸の運動を刺激するホルモンです。
↓
このモチリンによって胃が収縮し、
まだ胃に残っている食べ物を小腸に送り込みます。
↓
このときに
胃の中にある食べ物の残りカスや水分、
空気などが激しく撹拌されて、音が鳴る。
これが「空腹期収縮」という
おなか「ぐぅー」の正体。
この「空腹期収縮」は、
食べ物の残りカスや、
古い粘膜を削ぎ落とし、
胃腸をお掃除してくれています。

②成長ホルモンで若返り!
また、モチリンで胃を絞り出しても
何も食べ物が流れてこなければ
次は食欲増進ホルモン、「グレリン」が分泌。
そのグレリンによって、
「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンは別名「若返りホルモン」
この成長(若返り)ホルモンは、
成長期にはもちろん大切なホルモンですが、
成人にとってもとても大切なホルモンで、
代謝を促進し、筋肉や骨、
皮膚を強くする働きがあります。
この成長ホルモンは、睡眠中に分泌が高まります。
ファスティング中は睡眠の質が高まるため、
成長ホルモンの分泌も促進されます。
睡眠中の血糖値コントロールにも寄与しています。
③サーチュイン(若返り)遺伝子がON!
そして、成長(若返り)ホルモンと一緒に、
サーチュイン遺伝子という「若返り遺伝子」も活性化。
飢餓というストレスで、
動物としての防衛機能がはたらき、
細胞の修復機能が活性化してきます。
サーチュイン遺伝子は、
- 血管の老化防止
- 老化の原因とされる活性酸素の抑制
- 病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化
- 全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復する
さまざまな老化を防止する機能があります。
最後に
いかがでしたか^^
あなたが「おなかがすいたなぁ」と感じたとき、
体の中では色々な反応が起こっています。
今回紹介した、
- 内臓のお掃除
- 成長ホルモンで若返り
- サーチュイン遺伝子のスイッチON
これは実はまだまだ最初の段階。
最初の空腹を乗り越えて、
断食の時間をのばしていくと、
ここからさらに、
体内の浄化・細胞の若返りが進んできます。
普段、あなた「空腹感」を感じていますか?
お腹がすいたらすぐに、
何か食べてしまうあなたは、
若返りのチャンスを失っているともいえます。
人間の体は、大昔から飢餓との戦い。

飢餓前提で体がつくられていて、
そこで生き延びていける、
素晴らしい力をもっているんです。
「空腹」というストレスは、
人間本来持っている力を
どんどん活性化させます。
空腹は人間にとって、
「究極の若返り法」
普段眠ってしまっている力を
断食で呼び覚ましましょう。
あなたの無限の可能性が
どんどん拓けていきます。