自身の心と体に向き合い、美しく軽やかに生きる。【癒し・浄化・デトックス】アーユルヴェーダ・ファスティング

断食の空腹が不安な方へ。空腹時に起こっている3つの嬉しいこと!

2021/01/09
 
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今世を美しく生きるための心と体の健康のお手伝いをしています。 お仕事は、アーユルヴェーダのセラピストとファスティングのサポート。 好きな食べ物はカレー。都内のカレー屋さん巡りが趣味。

わたし空腹に耐えられるかな?

ファスティングを初めてやる方は、
こんな心配をされる方が多いです。

でも、やってみると意外に乗り越えられます。

実は「空腹」という状態は、
人間が本来もっている
素晴らしい力を目覚めさせるスイッチ
でもあるんです。

空腹中に起きている体へのメリットを知れば、
すぐに断食がやりたくなるはず!

今回は、そんな「空腹時に起こっている嬉しい3つのこと」
についてシェアしていきますね。

①内臓のお掃除

おなかがすくと、
「ぐぅー」っとお腹が鳴ってくると思います。

その「ぐぅー」っという音は、
実は綺麗になるサイン

この時に身体で何が起こっているのかというと・・・

人をはじめ、哺乳類の小腸の入り口にある食べ物センサー。

そこに食事が流れてこないと
十二指腸から「モチリン」と呼ばれる
消化ホルモンが分泌。

モチリンのモチは「運動」、
リンは「刺激する」という意味。
胃腸の運動を刺激するホルモンです。

このモチリンによって胃が収縮し、
まだ胃に残っている食べ物を小腸に送り込みます。

このときに
胃の中にある食べ物の残りカスや水分、
空気などが激しく撹拌されて、音が鳴る。

これが「空腹期収縮」という
おなか「ぐぅー」の正体。

この「空腹期収縮」は、
食べ物の残りカスや、
古い粘膜を削ぎ落とし、
胃腸をお掃除してくれています。

②成長ホルモンで若返り!

また、モチリンで胃を絞り出しても
何も食べ物が流れてこなければ
次は食欲増進ホルモン、「グレリン」が分泌。

そのグレリンによって、
「成長ホルモン」が分泌されます。

成長ホルモンは別名「若返りホルモン」

この成長(若返り)ホルモンは、
成長期にはもちろん大切なホルモンですが、
成人にとってもとても大切なホルモンで、


代謝を促進し、筋肉や骨、
皮膚を強くする働きがあります。

この成長ホルモンは、睡眠中に分泌が高まります。

ファスティング中は睡眠の質が高まるため、
成長ホルモンの分泌も促進されます。


睡眠中の血糖値コントロールにも寄与しています。

③サーチュイン(若返り)遺伝子がON!

そして、成長(若返り)ホルモンと一緒に、
サーチュイン遺伝子という「若返り遺伝子」も活性化。

飢餓というストレスで、
動物としての防衛機能がはたらき、
細胞の修復機能が活性化
してきます。

サーチュイン遺伝子は、

  • 血管の老化防止
  • 老化の原因とされる活性酸素の抑制
  • 病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化
  • 全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復する

さまざまな老化を防止する機能があります。

最後に

いかがでしたか^^

あなたが「おなかがすいたなぁ」と感じたとき、
体の中では色々な反応が起こっています。

今回紹介した、

  • 内臓のお掃除
  • 成長ホルモンで若返り
  • サーチュイン遺伝子のスイッチON

これは実はまだまだ最初の段階。

最初の空腹を乗り越えて、
断食の時間をのばしていくと、

ここからさらに、
体内の浄化・細胞の若返りが進んできます。

普段、あなた「空腹感」を感じていますか?

お腹がすいたらすぐに、
何か食べてしまうあなたは、
若返りのチャンスを失っているともいえます。

人間の体は、大昔から飢餓との戦い。

飢餓前提で体がつくられていて、
そこで生き延びていける、
素晴らしい力をもっているんです。

「空腹」というストレスは、
人間本来持っている力を
どんどん活性化させます。

空腹は人間にとって、
「究極の若返り法」

普段眠ってしまっている力を
断食で呼び覚ましましょう。

あなたの無限の可能性が
どんどん拓けていきます。

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