自身の心と体に向き合い、美しく軽やかに生きる。【癒し・浄化・デトックス】アーユルヴェーダ・ファスティング

ファスティング・断食中の頭痛について。これを見ておけば一安心!ファスティング・断食中に起きる7つの頭痛の原因と対策

2021/06/04
 
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今世を美しく生きるための心と体の健康のお手伝いをしています。 お仕事は、アーユルヴェーダのセラピストとファスティングのサポート。 好きな食べ物はカレー。都内のカレー屋さん巡りが趣味。

アーユルヴェーダセラピストの
小山さおりです。


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ファスティングもご興味ある方は是非。
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ファスティング中に
途中で挫折してしまう理由の一つに、
「頭痛」があります。


ファスティング中の頭痛の原因には、
いくつか考えられるので、
今回は7つにまとめてシェアしていきます。


ファスティング時に頭痛が不安な方や、
頭痛が起きてしまった方は、
是非ご覧ください。

カフェインの離脱症状による頭痛


普段からコーヒー、紅茶、ウーロン茶、
エナジードリンクなど、
カフェインが含まれているものを
摂取している方は、


ファスティング時に
カフェインを急に抜いてしまうと、
カフェインの離脱症状で
頭痛が起きやすくなります。

(特にカフェインを抜いて1日~2日目の頭痛

カフェイン離脱症状の頭痛を防ぐには

  • ファスティングをする2週間前からカフェインは徐々に減らし、1週間前にはカフェインは0にする
  • タウリンを2週間前くらいから朝夜1000mgを摂取→解毒が促進
  • ファスティング中の頭痛には、自然塩や梅干しで対応



コーヒーなどのカフェインは、
交感神経を高め、ストレスホルモンである
コルチゾールやアドレナリン、
やる気ホルモンのドーパミンを
増加させる効果
があるため、
「ここ一番!」
というときには使えます。


しかし、
「コーヒーが無いと起きられない…」
「一日3杯以上飲みます。」
という方は

「カフェイン中毒」

になっている恐れがあります。


カフェイン中毒の方は、
体は疲れているのに、脳を興奮させ、
無理やり体を動かしている状態。



普通の状態では無いですよね。


それを続けていると、
不眠や自律神経、
ホルモンバランスの乱れ、副腎疲労などの
体調不良に繋がります。


ファスティングをきっかけに、
コーヒーをやめられる方もいます!


カフェインに頼らず、
元気に動く体にしていきましょう。


低血糖による頭痛


ファスティング中に
頭痛・頭がフラフラ体に力が入らなくなる、
倦怠感・冷や汗などの症状
が出る方がいます。


この原因として、
糖質摂取が減ったことによる
低血糖状態
が考えられます。


低血糖による頭痛の原因としては、
自らの血糖値を
調整する力が衰えている
から。


私たちの体は

  • 血糖値を下げるホルモン(インスリン)
  • 血糖値を上げるホルモン(コルチゾール、アドレナリン、グルカゴン、成長ホルモン、甲状腺ホルモン等)

によって血糖値を調整しています。


しかし、普段から、
糖質の多い食生活や
食べ過ぎを繰り返し、
インスリンの過剰分泌が続くと、
分泌器官である膵臓が疲弊。



分泌するインスリンの量を制御・調整出来なくなり、
必要以上に血糖値を下げてしまいます。


他にも、慢性的なストレスによる副腎疲労で、
血糖値を上げるホルモン
(アドレナリン、コルチゾール)
の働きが低下しているとき
も、
低血糖状態から抜け出せなくなります。

低血糖による頭痛の対処法

糖質が低下している状態なので、
「クリーンな糖(※)を入れる」
つまり「酵素ドリンク」を飲みます。
※クリーンな糖とは・・・
消化や代謝の負担がかからず、
すぐにエネルギーになる糖
のこと


6倍以上に薄めた酵素ドリンクを、
少し多めに飲んでみて様子をみます。
(ただし、ガブ飲みは急激に
血糖値を上げてしまうので注意)


そのときに重要なのが、
糖質を効率良くエネルギーに
変換するためのマグネシウム。



わたしがサポート時に使っているドリンクには、
吸収性の高いマグネシウムが含まれており、


低血糖で頭痛が起こる方でも
安心してファスティングを
することができます。

炎症活性物質プロスタグランジンE2による頭痛


「プロスタグランジンE2(PGE2)」という
炎症活性物質。

少し難しい用語に感じるかもしれませんが、



簡単に言うと、
日々摂取している油の種類次第で、
炎症を促進する物質PGE2が増えてしまい、
炎症・頭痛が起きやすくなります
、ということ。


その油の種類というのが、
外食やファストフード、
スイーツなどに多いオメガ6。

(リノール酸・アラキドン酸)


このオメガ6はPGE2の材料になるため、
炎症を促進してしまう油なのです。


普段も、オメガ6を多く摂取していると
炎症が起こりやすい体質になりますが、


特にファスティング中は、
通常エネルギーとなる糖質が少ないので、
その代わりに脂肪がエネルギー源となります。



その際に体内の脂肪酸組成がオメガ6過多の場合、
アラキドン酸から作られる
プロスタグランジンE2(PGE2)の代謝が増え、
頭痛・発熱が起こる
場合があるのです。


※ちなみに油はエネルギー源だけではなく、
細胞膜の原料でもあり、
細胞の質=体の質にも大きく関係
します。


また
PGE2は生理痛や陣痛にも関わっており、
生理前の頭痛や生理痛の原因は
このPGE2の過剰な分泌
とも
いわれています。


そのため
生理中に頭痛や生理痛がある方は、
ファスティング中に
頭痛が起こる可能性も高い
といえます。

炎症活性物質プロスタグランジンE2による頭痛の予防策

日頃から油のバランスを意識して
食事を摂ることが大事になってきます。


外食やファストフード、
スイーツなどのオメガ6を多く含む食品を減らし、

抗炎症作用のあるオメガ3系を多く含む、
お魚の油(DHA・EPA)や亜麻仁油、
えごま油を積極的に摂る
ことが有効です。


そうすることで
炎症を起こしにくい体質になり、
細胞膜の柔軟性も高まり、

細胞内外のやりとりがスムーズになり、
細胞へ栄養素が届きやすくなります。


アトピーや皮膚炎の方も、
油を変えると一気に良くなってきます。

添加物の蓄積による頭痛


現代、わたしたちは、
さまざまな化学合成物質に
囲まれて生活
をしています。

加工食品やインスタント食品、
冷凍食品に含まれる食品添加物や、
野菜や果物、小麦などから入ってくる残留農薬。



これらは、知らず知らずのうちに、
体内に蓄積されています。


これらの化学合成物質が
頭痛の原因になる可能性もあるんです。


化学合成物質は、身体にとっては
異物であり有害。



これらの有害物質が
過剰に摂取・蓄積されていくと、
体の免疫細胞や免疫システムが働き


体内で炎症を引き起こす
「プロスタグランジンE2」という
炎症活性物質が過剰に分泌され、
頭痛や発熱を引き起こす場合があります。
(※プロスタグランジンE2は
先程も出てきました。)

ファスティング中のプロスタグランジンE2による頭痛への対応策

  • 炎症・活性酸素を抑えることが必要!
  • 水素を放出するマグマソルトを舐める
  • マグマソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む
  • 還元力の高い梅干しを食べる
  • 含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を摂る



なるべく避けたい断食中の頭痛ですが、
その頭痛の原因になりうる
有害物質を排出するのにも、
ファスティングはとても有効です。


先程は頭痛時の対応策をお伝えしましたが、
日頃から、添加物や有害物質を
なるべく摂らないようにする
ことも大切。


加工食品やインスタント食品を控えたり、
商品の裏の表示を見る癖をつけて、
添加物の少ないものを
選ぶようにする
など、
日頃の生活から気を付けていきましょう。


もし頭痛が起きてしまったときは、焦らず、
マグマソルトや梅干し、
含硫アミノ酸サプリなどで対応して
様子を見てみてください。

薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛


頭痛や生理痛などで使われている
痛み止め(鎮痛剤)。


この鎮痛剤を慢性的に服用していると、
ファスティング時の薬を断った時に、
吐き気を伴う頭痛を
起こしやすくなります。



頭痛薬に含まれる成分
(イブプロフェンやアスピリンなど)は、

痛みや炎症を引き起こす
プロスタグランジンE2の生成を
抑えてくれます。

※プロスタグランジンE2は先程も出てきましたね!


しかし、この鎮痛剤を
慢性的に頻繁にとってしまうと、
痛みを感知する神経が鈍くなってしまい
弱い痛みでも強い痛みと感じてしまったり、
薬の効きが悪くなっていきます。



その状態の人がファスティングをすると、
頭痛が起きても鎮痛剤を飲めないので、
苦しむことになりやすい
のです。

ファスティング中の薬・鎮痛剤の蓄積による頭痛への対応

前に出てきた、
プロスタグランジンE2による炎症反応なので、

  • 水素を放出するマグマソルトを舐める
  • マグマソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む
  • 還元力の高い梅干しを食べる
  • 含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を1日3回は摂る事



ですが、ファスティング時の頭痛は大体、
2~3日で自然と収まります。

(4日、5日かかる方も中にはいます)


もし専門家の指導を受けずに
一人で実施した際に
頭痛や吐き気がひどい場合は
無理せず中断してください。



回復食を食べる事で
脂肪燃焼が低減され
PGE2の生産が減り治まっていきます。



不安な方は専門家の指導のもとで、
実施するのがおすすめです。


頭痛時の対応策をお伝えしましたが、
このような痛みをそもそも起こさない、
健康な体作りをすることが最も大切です。



日頃から、
鎮痛剤の頻回摂取や
慢性的な使用を控えるのはもちろん、


片頭痛の改善やホルモンバランスを整えること、
生理痛の軽減のためにも、
ファスティングはとても有効です。

脱水による頭痛


ファスティング中、
塩分を摂らずに実施してしまうと、
脱水による頭痛が起こる場合があります。


ファスティング中は
デトックス効果を高めるために、
水分をたくさん摂取するので、


その分、尿と一緒に
ナトリウム・カリウムなどのミネラルが
出されてしまいます。


通常は、副腎でつくられる
「アルドステロン」というホルモンが、
腎臓に作用し、
ナトリウム・カリウムの調整を行いますが、


副腎や腎臓が不健康な方は、
尿中のミネラル調整がうまくできず、
脱水症状
となり、


喉の渇き、頭痛、脱力感、だるさ、手足のふるえ、
めまい、ふらつき、吐き気、脈の上昇

などの症状がみられます。


また、そもそも水の摂取不足に加え、
ミネラルが排出されてしまっているのに、
水分だけを大量に摂取した場合
なども、
ミネラルバランスが崩れ、


前述したような、喉の渇き、頭痛、
脱力感などの不調が引き起こされます。


ファスティング開始3日目あたりで、
起こる場合が多いです。

脱水による頭痛への対応

ファスティング中に
多種のミネラルを摂取
すること。


還元力が高く、デトックスに重要な
硫黄を含むマグマソルトや
ミネラル豊富な梅干しを摂りながら
行う
のがおすすめです。


頭痛対策として、
マグマソルトや梅干し、
水分を摂取することは大事ですが、


日頃から腎臓や副腎を健康な状態に
しておくのもとても大切。



副腎や腎臓が不健康な方の傾向としては、

  • 日頃の食生活が乱れ気味
  • 砂糖や甘いもの、糖質過多
  • アルコール摂取量が多い
  • 小麦食品が多い
  • ストレス過多

などがあげられます。

「気持ち」からくる頭痛


初めて断食に挑戦する方や、
一度頭痛で断食を断念した方は、
頭痛が不安になる方も多いと思います。


心と体は繋がっています。
「頭痛になりたくない」
「頭痛になったらどうしよう」と
思えば思うほど、
それが現実化する
から不思議な話ですよね。


ファスティング時の頭痛は、
日頃の生活習慣の乱れからくることがほとんどです。



また、頭痛で断念してしまう方は、
自己流でやっている方がほとんど。



もしファスティング中に
頭痛が起きてしまったときは、
今後の毎日の生活を見直し、
整えていくチャンス
でもあります。


頭痛が起きても前向きに捉え、
毎日の生活習慣を整えていきましょう。


万が一不調が出ても、
すぐに相談ができる環境、
つまり、専門家の指導のもとで
ファスティングをすることが
安心感にも繋がりおすすめです。

おわりに

これまで、
「ファスティング中の頭痛の原因と
対策」をお伝えしてきました。


頭痛に対しては、
しっかりと予防と対策をすれば、
未然に防ぐことができ、
症状を軽くすることもできます。


ファスティングは、
正しいやり方で行えば
意外と簡単・楽チンにできちゃいます。



「頭痛」や「体調不良」への
不安や緊張ではなく、


ファスティング後の体や心の変化など、
わくわく楽しいイメージを持ちながら
ファスティングに挑戦してみましょう!

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何かしら役に立つかも!!



最後までお読みいただき
ありがとうございました!

またお会いしましょう!

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